こんにちは、コンテンツクリエイターのともすけです。
Apple Musicのロスレスサービスが始まりましたね。昨日の情報では、言語設定を一時的にいじるなどの話も垣間見ましたが、筆者は昨日の夜「ふつう」にロスレス設定が参照できるようになっていました。
久しぶりに胸を躍らせ、AirPods ProでDolby Atmos対応曲を聴いてみたりロスレス・ハイレゾロスレスを聴いていました。音の評価などは全然詳しくないのでロクに書けませんが、いろいろ伝えたいことがあるので筆を執りました。
あれ?全曲ロスレスじゃないの?
Apple Musicは7,500万曲以上の取り扱いがあると言われていますが、その上で
7,500万曲以上をロスレスオーディオで再生
https://www.apple.com/jp/apple-music/
と言っていますので、全部ロスレスだと思っていました。ですが、少なくとも邦楽では一部のみロスレス以上、ほかは「いままでと同じ音質」でした。あれ?あれれ?
ここで見てほしいのは以下です。
- 「夜に駆ける」と「群青」はロスレスですが、「夜に駆ける」はCD音質で「群青」はハイレゾ(※1)
- 最新曲の「もう少しだけ」は従来の音質
となっています。※1ですが、
48kHz /24bit : ハイレゾ(量子化ビット数がCDスペックより高い)
日本オーディオ協会(https://www.jas-audio.or.jp/hi-res/definition)より
ということで、上の群青は日本的にはハイレゾです。ただし、「夜に駆ける」と「群青」も、「THE BOOK」アルバムに入っている曲は従来の音質(ロスレスではない)でした。
アルバムがまるっとロスレスのケースもある
たとえば、サカナクションのアルバム「sakanaction」ですが
このように、アルバムの中身が全部ロスレスの場合もあって、この場合は矢印の場所に「ロスレス」と書かれています。念のため、全曲みてみましたが、確かにロスレスになっていました。
Amazonもロスレスを無料にした
2021/06/09時点で、Amazon Music HDも無料になりました。正確には、Amazon Music Unlimitedの金額のままAmazon Music HDが使えるようになりました。いまは、Amazon Music HDを契約という形になっています。試しに一ヶ月だけ契約したところ、YOASOBIに関してはApple Musicより「音質がいい」ようです。
Amazon Music HD:YOASOBI もう少しだけ Amazon Music HD:YOASOBI THE BOOK
上にあるように、Apple Musicでは「もう少しだけ」は従来の音質でしたが、Amazon Music HDでは「ロスレス」でした(※2)。そして、アルバム「THE BOOK」では、ロスレスとハイレゾが混じっていますが「最低でもロスレス」でした。
以下に、Amazonの説明を引用します(↓※2)
HD音質:HD楽曲のビット深度は16ビット、最小サンプルレートは44.1kHz(CD音質とも呼ばれます)
ULTRA HD音質:Ultra HD楽曲のビット深度は24ビット、サンプルレートは44.1kHz〜192kHz
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=3355929051
大ざっぱに整理しますと、
- Apple Musicの「ロスレス」≒ Amazon Music HDの「HD」
- Apple Musicの「ハイレゾロスレス」≒ Amazon Music HDの「ULTRA HD」
となります。記号「≒」は、ほぼ同じという意味になります。
Apple Musicでは従来の音質とロスレスが混じっていたYOASOBIのTHE BOOKは、Amazon Music HDではCD音質以上で聴けることになります。
まとめ
昨日の夜は、Apple Musicでいろんな曲を堪能していました。そしていくつかスクショを撮影し、本日の記事では「Apple一択」と書くつもりでした。
しかし、Amazonも競争に加わり状況は一変。Amazon Music Unlimitedは昔つかっていたくらいでしたが、推測で比較記事を書くわけにも行かないので「記事を書いている最中にAmazon Music HDを契約」しました。
すると、お気に入りのYOASOBIの楽曲品質はApple Musicより上だとわかりました。Apple Musicの邦楽ロスレス対応が筆者目線では十分でないことがわかった時、Apple Musicの優位(Dolby Atmos)が揺らぎました。
もし、まだどちらのサービスも使ったことがない方であれば、両方のサービスを試してみるといいのではないでしょうか。どちらも数ヶ月お試しができますので、自分のお気に入りのアーティストの曲がどの程度ロスレス・ハイレゾで聴けるのかなど、確認して見てください。
なお、筆者はApple Musicを以前トライアルしていた関係で、今回は一ヶ月のお試し期間中です。
今後、Spotifyなどもこの競争に入ってきそうな気がしますので、また何かあれば記事を書きたいと思います。
それではまた。