こんにちは、コンテンツクリエイターのともすけです。
※スマホの縦表示だと見づらいかもしれません。タブレットまたはPCでみるか、スマホを横持ちで見ていただけると幸いです。
この記事はドコモのahamoなども「高い」と思っている人向けです。また、記事内に記載した内容は公式サイトの内容を元に間違いないよう注意を払って書いていますが、間違えているところがあれば Twitterで記事のリンクを貼った上で指摘していただけると助かります。また、記事は 2021/03/17 時点の内容ですので最新情報は各事業者の公式サイトをご確認ください。
さて、ドコモのahamoからはじまった令和の値下げ競争。格安SIM(MVNO)業者も魅力的な値下げをしてきて、筆者もどうしようかと悩んでいまして。情報を整理することにしました。
本当は、筆者がメインで使っているOCNモバイルONEの新プランを待っていましたが、「+α」という謎のメッセージを残して発表日が下旬に延びてしまいました。
ですので、以下の表にOCNモバイルONEは入れていませんが、2021/03/17 時点のお得そうなプランをピックアップして表を作成しました。条件を、
- 基本料金2,000円以下
- ギガ単価300円程度
としています。参照したサイトはこちらです。
- IIJmio:ギガプラン
- mineo:マイピタ
- J:COM MOBILE:AプランST
- nuroモバイル:VM
- Y!mobile:シンプルS(条件未達で表から除外)
- UQ mobile:くりこしプランS(条件未達で表から除外)
サブブランドの Y!mobile や UQ mobile は条件未達で消えてしまいました。理由は簡単で、ギガ単価が高いからです。サブブランドは他の格安SIMより通信が高速と言われていますので、その価値分が金額に上乗せされていると思われます。
Y!mobile は家族契約などで安くできますが、そこまでして Y!mobile を推す理由が見当たらないため、家族契約などは加味しませんでした。
(※1)IIJmioの補足
5G サービス提供とデータシェアサービスは6月以降、MNP 転出料は 4/1 以降無料になるとのこと。
(追記:mineoも2021/4/1からMNP転出料を無料にすると発表しました。こちらから確認できます。)
なお、ギガ単価は1ギガあたりの基本料金という意味で使用しています。以降では、筆者が推すサービス内容のポイントをお伝えしたいと思います。
手動切替え+低速上限+繰り越しに注目
手動切替えとは、自分で通信速度を高速・低速に切り替えられるサービスのことをいいます。契約したギガ容量は、高速通信状態のときに消費します。低速に切り替えている間は、ギガを消費しません。低速時の平均通信速度は「低速上限」以下に制御されます。
ここで、以下の二点を押さえておいてください。
- 「高速通信」では、通信が混雑して遅くなっていてもギガを消費します。
- 「低速通信」でも、できることは結構あります。
ふだん使っているアプリが「おおむね低速上限で問題なく使える」のであれば、別に 20G もいらないというのが筆者の考えです。
大手三社(ドコモ、au、ソフトバンク)は、通信速度の手動切替えサービスを提供していません。それはドコモの新プラン「ahamo」、auの新プラン「povo」、ソフトバンクの新プラン「LINEMO」でも同様です。つまり、大手三社の通信サービスはどんなときもギガを消費するサービスのため、ギガ容量が多くないと「気が付いたら速度制限がかかっていた」となります。
掲載した4社のサービスについて
まず一目見てわかるのは、「IIJmioのギガプランは既に 5G サービスを込みにしている」ということ。最近よく CM で見る mineo は、備考の通り付加サービスが豊富で面白い業者なのですが、5G サービスは有料オプションです。残り 2業者は 5G サービスについては表明していません。
生活エリアに 5G が来るのはおそらく数年先ですが、IIJmioの基本料金は安いのに 5G がサポートされるのは嬉しいですよね。(注:サービス提供は 2021/6月以降)
高速通信・低速通信の「手動切替」ができるのは、この表では IIJmio と mineo だけです。通信速度は置いておいて、パケットのことを気にしたくない時は低速にすると気楽なモノです(経験談 ※2)。J:COM と nuroモバイルは手動切替ができないので、少ないギガの残りを気にしながら使わなければならず、ギガ単価が安いから載せていますがオススメしません。
nuroモバイルは、どこかの記事にてこんなに安いプランが出てくるとはと書いてあったのですが、表を見てください。契約すると1年縛り(途中解約違約金あり)があります。そして、通信速度を手動で変えられない、低速上限も未公開でした。ご注意ください。
(※2)
仕事帰りの電車の中、ちょっと Twitter みようかな?というとき、低速モードに切り替えて見ていました。見たいツイートを見つけたときに、画像が付いている場合は「専用アプリのボタンを押して」一時的に高速通信にしていました。
低速上限でできること
TwitterやInstagramなどの「SNS」、Amazon Prime MusicやSpotifyなどの「音楽ストリーミング」、LINE無料通話などの「データ通信で行う通話」、Google Mapなどの「地図」、YouTubeなどの「動画再生」について、それぞれの速度制限下でどの程度使えるかを表にしました。
ところで筆者は、OCNモバイルONEのSIMと楽天モバイルのSIMを使っています。前者は手動で 200kbps に、後者は 1Mbps に制限できますので、この2つの速度は実測して下の表を埋めています。手元には 128kbps と 300kbps に制限できる端末がないので予測としています。
なお、低速モード時の通信速度は「安定して低速上限」とは限らないため、参考値として見てください。
それぞれの評価方法は以下の通りです。
- SNS(画像なし):Twitterタイムラインの表示待ち。
- SNS(画像あり):Twitterタイムラインの表示待ち。
- 音楽ストリーミング:Spotifyで音質設定自動、曲を選んでから再生が始まるまでの時間。キャッシュされていなさそうな曲を選んでテスト実施。
- データ通信の通話:LINE 無料通話で実施。音が途切れるか否か。
- 地図:Google Mapを開いた後、「北京」を検索して北京周りの地図が表示しきれるまで。
- 動画再生:YouTubeで、キャッシュされていなさそうな動画を選んでテスト実施。
128kbps(予測) | 200kbps | 300kbps(予測) | 1Mbps | |
---|---|---|---|---|
SNS(画像なし) | あまり待たない | サクサク | サクサク | サクサク |
SNS(画像あり) | 30秒待ち | 16秒待ち | 11秒待ち | ほぼ待たない |
音楽ストリーミング | 10秒待ち | 5秒待ち | 3秒待ち | すぐ |
データ通信の通話 | 途切れるかも | 途切れない | 途切れない | 途切れない |
地図 | 1分待ち | 30秒待ち | 20秒待ち | 5秒待ち |
動画再生 | 14秒待ち | 7秒待ち | 5秒待ち | 2秒待ち |
なお、音質については未評価としています。
200kbps でも何とかなりそうですが、300kbps あるとちょっと安心(200kbps の1.5倍)ですね。
蛇足ですが、本日すこし外出した際に、200kbps 制限かけたことを忘れたままドラクエウォークを起動しました。起動後待ち時間が長すぎたのでスマホの調子が悪いのかななどと思っていましたが、途中で 200kbps 制限かけていたことを思い出しました。一度アプリを終わらせて高速通信ONにしたところ、サクサク動き出しました。
まとめ
筆者としては、2021/03/17 時点では IIJmio か mineo がオススメです。OCNモバイルONE が 3月下旬に発表を行うので、その内容を確認できたら記事に反映する予定です。
MNP転出は、今おこなうと手数料が取られるケースもありますので、掲載した表や各社の公式サイトをご確認の上で行動するのをオススメします。
大手三社を使われている方は、まだ二年縛り契約を維持している方もいらっしゃるかと思いますので、どのタイミングなら違約金が発生しないか確認されるといいかと思います。
ケータイをあまり使っていない方は、月額1,000円前後の通信事業者のプランで十分だと思います。キャリアメールに縛られていると身動きが取れないので、GmailやiCloudメールに移管することをオススメします。
それではまた。