こんにちは、コンテンツクリエイターのともすけです。
珍しく発売日レビューとなります。
ゴメン、1日遅れたわ
レビューに入る前にちょっとだけ、なぜ発売日に購入したかを書かせてください(読み飛ばしてOKです)。
- ソニーが満を持して出すゲーミングヘッドホンである
- 昨今、転売ヤーさんたちが「人気がある」とみるや買い占める
- 対応する周波数帯域が「ー」である
特に3つ目が後押ししましたね。ふつう、20Hz〜20kHzとか書かれているものなのに、「ー」ですよ?
何でしょうね、ただの書き忘れなのか、それとも…。というわけでレビューに行ってみましょう。
USBレシーバーとBluetoothの同時接続
USBレシーバーは、PS5モードとPCモードがあります。取説にはモードを切り替えてからUSB端子に挿すように書かれていました。
このヘッドホンはUSBレシーバーに接続しながらBluetoothにも繋ぐことができます。たとえば、スマホでYouTubeやSpotifyを聴きながらゲームの音も聴けるという機能です。使うと便利なシーンがありそうです。
使い方は簡単。最初のペアリングはヘッドホンをONにしたあとでBluetoothボタンを長押し。スマホのBluetooth設定にヘッドホンが表示されたらタッチしてください。ただ、ヘッドホンをペアリングモードにしてからiPhoneに現れるまで、30秒くらい待ったかなぁ。
一度ペアリングしてしまえば、次回からはヘッドホンをONにすると勝手に繋がります。
PS5で聞き比べ
コントローラのヘッドホン端子にヘッドホン付ければいいんじゃね?
と筆者も買うまではちょっとだけ思っていました。ですので検証してみました。ゲームタイトルは「Horizon Zero Dawn」です。このゲームは自然空間のアチコチから音が鳴るので比較しやすいかと思い選びました。
まずはじめに、コントローラのヘッドホン端子へソニーのMDR-1ADACをつなぎ、道なりにしばらく走ってみました。音の立体感はさすがで、特に不満のない音空間でした。
つぎにINZONE H9で帰り道を戻ってみました。音空間の感触はすこし広がったような気がしましたが、それよりも音に厚みが出ることでゲーム内に没頭する(INZONE)音空間になる気がしました。
圧倒的に音空間が変わるわけではないので、音空間の広がりを強く期待するならコントローラのヘッドホン端子で十分かなと思いました。一方で「ゲーム空間に没頭する」という感触は、INZONE H9で一層磨かれる気がしました。
なおタイトルにある「沈むような低音」とは、PS5でGT7を遊んでみたときに感じたことをそのままタイトルに入れました。エンジン音がヤバい。特段スマホで音楽を聴いても「低音が強い」感じはしなかったのですが、これがPS5モードと言うことなのかもしれません。
ノイキャンとアンビエントの感触
ノイキャンは「やや」耳がきゅーっとなる感じで、ゲームをやっていれば気にならないレベルですが無音でのノイキャンは「きゅー」がすこし気になるレベルかと思います。ノイキャンのレベルは、AirPods Proを10点としたとき7点くらいの性能でした。ほどほどに周辺の音を消してくれます。
「きゅーっ」と音が鳴るわけでなく、耳に感じる負担の感じを音で表現しただけ(語彙が…)
ノイキャンレベル(筆者の耳で測定)
- AirPods Pro:○○○○○ ○○○○○
- INZONE H9 :○○○○○ ○○
アンビエント(周辺の音を聞くモード)は、周辺の音を自然な音の感じで聞かせてくれます。聞こえる音量レベルは、ヘッドホンなしの時を10点としたとき7点くらいでしょうか。ゲームプレイ中は外の音に気づきにくいかも知れませんが、適度な音量(すこし小さめ)にしておけば人の話し声は十分気づくレベルです。
アンビエントレベル(筆者の耳で測定)
- AirPods Pro:○○○○○ ○○○○○
- INZONE H9 :○○○○○ ○○
AirPods Proの外音取り込みモードと比べると、音の自然さは同等で聞こえる音量レベルがすこし小さい程度です。
なお、AirPods Proと比較したのは「あぁこのくらいなのね」と伝えたいだけ。性能悪いよと言うわけではないので誤解しないでくださいね。
また、AirPods ProのノイキャンはBOSEのQC EarBudsと比べると劣ります。
こういうのを蛇足と言うんだよね
音の遅延は?
公式が低遅延であることを発表していますが、ではどの程度なのでしょうか。次の2タイトルで試しました。
- PS4のSFV(ストリートファイター5)をPS5でプレイ
- スイッチのスーパーマリオ(ファミコンの)
スーパーマリオは筆者が子どもの頃にやりこんだおかげで、本来あるべき音のタイミングをからだが覚えています。で、結果としては「まったく違和感ない」です。
SFVも全然違和感がありませんでした。遅延は気にしなくていいかと思います。
あと一応、Bluetoothの遅延を気にされる方もいらっしゃるかと思うので、iPhoneで以下を試してみました。
- スーパーマリオラン
- YouTube動画
- Netflix
スーパーマリオランはちょっとだけ遅延を感じなくもないですが(ゲームあるあるですね)、違和感なく遊べるレベルでした。
YouTubeやNetflixでは、それぞれ人が話しているところをチェックしました。どちらも違和感ゼロでした。問題なく使えそうです。
耳の測定は効果的か
じつは昨日(2022/07/08)の時点では、耳の形測定を「せず」にPS5などで聞こえの確認をしていました。筆者はWindowsでゲームをしないので、そのPCはゲームができる性能が足りません。
先ほど耳の形測定を行い再度同じゲームで音空間の広がりなどを調べてみたのですが、筆者の耳ではあまり違いを感じられませんでした。
もしかすると、USBレシーバーはPS5モードとPCモードがあるので、PS5モードでは適用されないのかも知れません。
なお耳の形測定をするには、Windowsに「INZONE Hub」を、スマホに「360 Spatial Sound Personalizer」アプリを入れる必要があります。
品のない?ビープ音
ビープ音はヘッドホンをしていないと聞こえませんが、以下のケースで鳴ります。
- 起動時(電源押し2秒くらい)
- 通信が繋がったとき
- 終了時(電源押し2秒くらい)
- 通信が切れたとき
この時に鳴る音が何とも言えません。ビーとかブーとか鳴ります。ソニーから直接買っているので偽物ではありません(笑)。e-sportsで使うことを想定して、わざと気づきやすい音にしたのかも知れません。
まとめ
ゲームに没頭するための「ノイズキャンセリング」「立体音響」「つけ心地」「音の厚み」が揃ったようなヘッドホンでした。ボイスチャットは使わないのでわかりませんが、アンビエントモードでボイスチャットすれば「必要以上に大きな声」が出ないのではないかと思ったりしています。
ゲームに没頭したい方は購入してみてはどうでしょうか?
それではまた