注意!!! この記事は古くなりました。ご注意ください。
こんにちは、コンテンツクリエイターのともすけです。
楽天モバイルの発表をみてすぐ記事を書き始めましたが、腱鞘炎やその他いろんな理由で書くのに時間がかかり、気がついたらいろんな記事が出てしまいました。でも「この記事で伝えたいこと」はどこも書いてなかったので、記事を破棄せず完成させて出すことにしました。
既知のことが多いかもしれませんが、ご了承ください。
ソフトバンクをやめて格安SIM業者のOCNモバイルONE、IIJmioに切り替えて5年の筆者ですが、ドコモのahamoとかも驚いたけれど楽天モバイルの今回の発表には驚きを隠せませんでした。
目次
ここが凄い!楽天モバイルの新プラン
何が凄いかというと、「使い方によっては維持費がかからないかもしれない」ことです。どういうことかというと、
- データ通信が1GBまでの場合、0円
- 音声通話、SMSは「Rakuten Link」アプリ経由で使う分には0円(注1)
凄くないですか?あまり使わなかったら「0円の月がある」ということです。使わないといっても、ふつうに電話をかけても課金されません(注1)。
注1:0570から始まる番号などは課金されますが、これはドコモなど他社の「かけ放題」も同様です。携帯番号(090−、080、070、系)と固定電話(市外局番の付加された番号)、IP電話(050-系)はおそらく間違いなく無料で通話できます。詳しくはオフィシャルサイトの説明をご覧ください。
ここで1つの疑問がわきます。筆者はいま楽天モバイルをサブスマホで実験中ですが、高速のON/OFFを手動で行えます。パートナー回線(au)エリアでは5Gbyte以上は1Mbpsに速度制限されますが、高速通信をOFFにしていると1Mbpsの速度制限内でパケットはカウントされません。
もしこの仕様が4月からのUN-LIMIT VIでも続くのであれば、以下のことが実現できてしまいます。
- 常時高速通信をOFFにしていれば、月額0円運用が可能
常時高速通信をOFFにしていれば月額0円運用が可能か
うーん…そんなうまい話があるだろうか?と、もう一度サイトをしっかり確認しました。そうしたら…書いてありました。見てほしいところにマーカーと太字いれました。
※5 毎月のデータ利用量によってプラン料金が変動いたします。データ利用量は楽天回線エリア、パートナー回線エリア(国内)、パートナー回線エリア(海外)全てのエリアでカウントされます(データ高速モードがOFFであってもデータ利用量はカウントされます)。
https://network.mobile.rakuten.co.jp/fee/un-limit/?l-id=top_carousel_fee_un-limit
ということです。高速通信をOFFにしていてもパケットがカウントされるとのことです。
そうすると、スマホは「勝手にちびちびと通信」をしますので、家にWi-Fi環境のないおうちでは「今月は使わなかったから0円だったわー」はおそらく無理でしょう。
外であまり使わない人はパケットをどれくらい消費するのか
筆者は家で仕事をしているので、ちょうどこの条件に合います。昨年12月の通信量を掲載しました。以下はOCNモバイルONEですが通信をするのはスマホなので、家にWi-Fiがあって普段そこに接続されているときの環境の参考になると思います。
自分のサブ端末(楽天モバイルを入れていないサブ端末)で容量シェアをしているので、「選択中の回線」「他の回線」となっています。外出は1日30分くらいの散歩くらいで、その時にradikoでラジオを聴いています。
結果、1回線 500MB (0.5GB) くらいなので、このくらいの使い方であれば楽天モバイルで0円となりそうです。
楽天モバイルを試したい方への注意事項
2点あります。
- 17歳までのお子さんは、管理用サービスへの加入が必須
- 楽天モバイルの仕様に完全対応でない端末を使う場合
それでは1つずつ見ていきましょう。
17歳までのお子さんは0円で使えない
こちらをご覧ください。
「あんしんコントロール by i-フィルター」のご契約が必須となります(300円/月)
https://network.mobile.rakuten.co.jp/flow/for-minors/#section01
スマホを子どもに使わせる場合、親が管理できるようにしないとダメだそうです。ただ、うちも他社MVNOを使う際この問題に当たりましたが、いまはiPhone系はスクリーンタイム、Androidスマホ系はGoogleのFamily Linkというアプリで管理できる時代です。
i-フィルターには逃げ道もあるので、この辺は楽天モバイルの勉強不足だなって思います(息子にいろいろ回避されて困ったもんでした)。ですが、現時点ではこのオプションが必須らしいので注意してください。
楽天モバイルの仕様に完全対応でない端末を使う場合
筆者が楽天モバイルを「SIMだけ」契約したとき、困ったのが上の写真の「SMS(パートナー回線)」のところです。ポイント還元を受けるには、以下のように「Rakuten Linkアプリ」を使う必要があります。
ここで問題なのが、Rakuten Linkアプリを使うにはSMS認証が必須なこと。筆者は都民ですが、楽天モバイルエリア外でして…。歩いて2kmくらいのところに楽天モバイルエリアがあることになっているのですが、ほぼ電波が入らず…したがってSMS認証をクリアするには「パートナー回線でSMSを受けられる端末」が必要になりました。
手元の端末ではパートナー回線でSMSを受け取れなかったため、やむを得ずシャープのSense3 liteを近所の楽天モバイル取扱店に買いに行きました。はじめからセットで買っていればほぼ全額ポイント還元されたのに…苦い思い出です。
主回線にはしてはいけない
筆者は主回線(メイン)をOCNモバイルONEで維持しており、サブに楽天モバイルを持ってきています。そうして使っていると、以下の課題にぶつかりました。
- 「圏外になるところがある」
他の方が出されている記事の中には、「楽天モバイルが圏外だとパートナー回線に繋がる」とか散見されますがそうとは限りません。自分のエリアだと「楽天モバイルも入らない、パートナー回線も入らない圏外」があります。
厳密には、その場所が「au電波入らない場所」とは考えづらい場所なので、
- どの位置で楽天モバイルと繋ぐか
- どの位置でパートナー回線と繋ぐか
という制御を楽天側でしていると考えられます。その制御データの不備などにより、楽天モバイルは完全圏外があり得ると認識しています。つまり、楽天モバイルを主回線にすると「あれ?全然繋がらない…どうしよう」ということが起きえます。
自分はどうしているかというと、別にドコモ系のMVNOを主回線にしているから問題ありません。将来、楽天モバイルを主回線に切り替える可能性もありますが、それはサブの楽天モバイル端末が基本圏外にならないことを確認した後になります。
まとめ
「高速通信をOFFでパケットカウントさせない」は4月からのUN-LIMIT VIでは使えなくなるので、0円運用するには少なくとも家にWi-Fiがあって、多くの通信をWi-Fiに流す必要があります。もちろん、楽天モバイルが将来プラン設計を変えてくる可能性があるので、工夫した0円環境でも長く維持できないと考えた方が良さそうです。
また、主回線にするのはやめておきましょう。
それではまた