楽天モバイルの「いいところ」をできるだけ追究してみました

楽天モバイルの「いいところ」をできるだけ追究してみました

2020年11月10日

注意!!! この記事の内容は古くなりました。ご注意ください。

こんにちは、コンテンツクリエイターのともすけです。

東京都は新型コロナの新規感染者数が800人超えて、心配しながらこの記事を書いています。皆さんのところは大丈夫ですか?

さて、楽天モバイルを使い始めて1ヵ月ちょっと経ちました。 NTTドコモからも2,980円(税抜き)のahamoという激安サービスが発表されて、楽天モバイルの優位性がかすみつつあるように思えますが、大手メディアの発信する情報が「ちょっと違うなぁ」と思ったので、この記事を書くことにしました。

この記事では、できるだけ平易な表現を使うようにしていますが、難しかったり説明過剰で読みづらかったらごめんなさい。

楽天モバイルってなに?

楽天モバイルは、NTTドコモ、au、ソフトバンクと並ぶ「第4の携帯サービス会社(MNO)」として、いま必死に携帯の基地局を設置しています。以前は格安SIM事業を行っていましたが、この事業は現在新規申し込みを受け付けていません。

MNOとは「Mobile Network Operator」の略。和訳すると「移動体通信事業者」となります。

https://dime.jp/genre/765759/

現在 1年間無料(契約者300万人まで)のサービスを行っています。

本当に無料なの?

日本で普通に使う分には無料のようです。以下に通話とデータ通信で分けて書きます。

通話

無料通話は前提として、Rakuten Linkアプリを使用する必要があります。

▲Rakuten Linkアプリ(Android版)。通話履歴や連絡先情報から電話できますし、矢印のアイコンをタッチして電話番号を入力することでも電話をかけられます。

中身的にはIP電話(データ通信を使った音声通話のこと。詳細は以下のリンク先を参照)だと思っていて、だからこそ無料でサービスを提供できるのだと思います。相手にはちゃんと自分の携帯番号が伝わるので、普段使う分には問題なく使えると思います。ただ、現時点では通信エリアが楽天モバイルエリアとauのローミングエリアが混在しており、エリアの境界付近では圏外になることもあるため、外で話すときに場所を選ぶサービスとなっています。

ja.wikipedia.org

楽天モバイルのこの通話サービスは、 楽天自身で情報の統一化ができていないようで、「アプリ間で無料」と書かれているページもありますが…

Rakuten Link同士の通話なら、世界中どこから通話・メッセージをしても無料でご利用いただけます。

https://network.mobile.rakuten.co.jp/service/rakuten-link/?l-id=fee_un_limt_service_rakuten-link

これだと、CMの「無料」というメッセージが本当なのかわかりません。そもそもアプリ間で無料通話なら無料で使用できるサービスは山ほどあるわけで。LINE通話とか。でも、それでは楽天モバイルの優位性はないのでおかしいなと思って調べていると…

Rakuten Linkを利用していないスマホへも固定電話へも番号そのままで0円

https://network.mobile.rakuten.co.jp/fee/un-limit/?l-id=top_0501_i_fee_unlimit

という説明もあり、どちらが正しいかわからないから実際に使ってみることにしました。

固定電話にかけてみた

先日、レンタルサーバーの固定電話サポートへ、アプリを使ってかけてみました。利用履歴を見ると6分ほどの通話時間でしたが、費用は0円となっていました。

▲楽天モバイルの利用明細。2行目を見てください。

この際の通話品質は、自宅のWi-Fiにつないでいたためか、個人的には「音がいいな」と思いました。外出先では電話をかけていないので品質は分かりません。

データ通信

楽天モバイルでは、楽天モバイルエリアとauローミングエリアの2つあります。

楽天モバイルエリアでは高速通信が無制限に使用できますが、まだ通信エリアが広くないため、ぼくの行動範囲では割と高頻度にauローミングエリアが使用されます。auローミングエリアでは、一ヶ月に5GBまで高速通信ができ、それを超えた場合は最大1Mbpsに制限されます。

tomosuke
tomosuke

bpsは bit per second(びっと ぱー せかんど)といって、1秒間の通信速度の表現に使われるよ。bitはデジタルデータ通信の最小単位。

制限されると聞くと、なんか損した気分になるかもしれませんね。でも考えてみてください。NTTドコモ、au、ソフトバンクの一般的なプランでは、速度制限がかかると最大128kbpsまでとなります。

kotomi
kotomi

最近ではもう少し高速な速度制限のプランもあるみたいニャ

速度制限の速度差を計算します。上記の斜体+黄色の下線部分(1Mbps, 128kbps)について、単位を揃えると 1M = 1024k と書き換えられますので、計算式は

1024 / 128 = 8

となり、通信速度制限が起きると大手3社の通信速度は楽天モバイルの1/8になることがわかります。

最大1Mbpsという通信速度は、TwitterやInstagramといったSNSでは問題なく使える速度になります。さすがにYouTubeなどの動画サービスは画質が低下すると思いますが、それでも見られないわけではないので、楽天モバイルの速度制限はそれほど不便に感じないと思います。

一方で大手3社の速度制限は、Twitterですら重く感じるものですから、大手3社を使用している方はいかに速度制限がかからないようにするか気にしていると思います。

tomosuke
tomosuke

大手3社を使用している方は、速度制限時の速度がもうすこし早いプランを選ぶといいかもしれないね

補足として格安SIM会社の多くは、制限速度は概ね(おおむね)200〜256kbpsとなっており、楽天モバイルの1/4〜1/5となっています。一部の業者は、速度制限値をもう少し高めに設定することで、競合他社と差別化しているところもあります。

他の楽天モバイルのメリット

格安SIMではわりと当たり前となっていますが、楽天モバイルは高速通信のオンオフを自分で切り替えることができます。大手3社だと残念ながら常に高速通信のため、例えばカーナビのアプリを使っていると、ずっとパケット通信がカウントされてしまいますよね。

楽天モバイルは、高速通信をオフにしたときは速度制限時と同じで最大1Mbpsになります。これだけあれば、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスも問題なく聴くことができますし、radikoの初回起動時の認証も問題なくできます。

tomosuke
tomosuke

OCNモバイルONEだと、低速モードではradikoの認証をよく失敗するんだよ

楽天モバイルの現状の問題点

楽天モバイルのエリアマップが正しくない

以下は、2020/12/10時点でのサービスエリア(電波の入るところ)です。濃いピンクは「楽天モバイルエリア」、薄いピンクは「auローミングエリア(パートナー回線)」ですが、うちの近所はちょうどこの2つのエリアが交錯しています。

楽天モバイルの12/10時点での首都圏あたりのサービスエリア(公式から拝借)

それで、先日radikoを聴きながら歩いていたら、楽天モバイルエリアなのに圏外に(回線が復帰してから場所を確認)なりました。楽天モバイルは1.7GHzを使っているので、建物の影とかが苦手なんですが(昔のソフトバンクもそうでしたね)、圏外になった周辺は高い建物がないのです。しかも、建物のそばを歩いていたわけではないので、1.7GHzの負の面はおそらく限定的。

つまり、エリアマップの精度が高くないと思われます。楽天へ既に場所をレポート済みですが、こういうのを無料ユーザーが拾っていかないと通信品質が上がらなそうです。

こんな感じなので、メインスマホで楽天モバイルを使うのは、できるだけやめた方がいいと思います。ぼくは、メインはiPhone(格安SIM)で、趣味と開発機として3台のAndroidスマホを持っており、そのうち一台で楽天モバイルを評価しています。

格安SIMの気分で使うと痛い目に

楽天モバイルのSIMを契約する当初は、手持ちの開発機で使えればいいかな?と思っていました。しかし蓋を開けてみると、Google Pixel3でまともに動かない…。HUAWEI mate9でかろうじてデータ通信はできたのですが通話やSMSが開通せず、自宅がauローミングエリアだったためわざわざ楽天モバイルエリアまで移動して開通試験を実施。それでもダメだったので公式サイトをよ〜く見ていたら、端末が部分対応とわかりました。

tomosuke
tomosuke

何とか動くだろう〜と、オフィシャルサイトであまりチェックしなかったんだよね…反省

それでは楽天モバイルを評価できないので、やむを得ずシャープの端末を買いました(後述)。そうしたらサクサクと電話もつながり、SMSも使えるようになりました。

NTTドコモのahamoとの違い

通話(国内)

ahamoは5分まで無料。カケホーダイにすると、+1,000となって3,980円(税抜き)となります。

楽天モバイルはRakuten Linkアプリ経由となりますが、カケホーダイです。

データ通信

ahamoは、高速通信が20GBまで。それ以降は最大1Mbpsに制限されます。20GB使い切る前に「この通信は高速でなくてもいいんだけど」というときも、データ通信量は消費されていきます。

楽天モバイルは、楽天モバイルエリアでは高速通信が使い放題。auローミングエリアでは5GBまで高速通信可能。それ以降は最大1Mbpsに制限されます。ただし、手動で高速通信をON/OFFできるため、たとえばLINE通話などを高速通信オフで行うなど工夫すれば、ahamoと対等以上のサービスになると思われます。

まとめ

現時点では、やはりサービスエリアの課題が残る楽天モバイル。でも、ぼくは以下の理由から応援を続けていきます。

  • 携帯大手3社の寡占状態を改善する可能性を秘めている
  • 高速通信のオンオフを選べる唯一のMNOである

ぼくは、高速通信のオンオフを選べるのはとても大切だと思っています。 例えばスマホでカーナビをさせると、1時間とかずっと地図情報を更新し続けます。この時一緒にSpotifyで音楽を流したものなら、携帯大手3社なら高速通信可能なデータ量はどんどん消費されていきます。

今Twitterを見るから高速通信をオフにするとか、今Instagramをちょっと見るから高速通信をオフにするとか、ぼくはそういう細かいタイミングでは高速通信を切り替えません。切り替えても節約できる通信量はたかが知れているからです。

ではどういうときに高速通信をオフにするか。たとえばこれから1時間、音楽を聴きながら電車に乗ろうかな?と言う時などに高速通信をオフにします。このような使い方をしていると、格安SIMの3GBと言う少ない容量でも問題なく使えており、節約できたお金を他のことに使えています。

高速通信をON/OFFできる楽天モバイル、エリアの増強は必須ですが、その可能性に参加してみませんか?

おまけ:購入した端末

楽天モバイルの通信サービスの評価が主目的でしたので、2万円程度だけど「自分が気になるスペックのもの」を検討したところ、シャープのAQUOS sense3 liteにしました。ちなみに、気になったスペックはIGZO液晶です。これ、結構前から出ていた技術ですが、シャープ独自の液晶技術なんですよね。

シャープ独自の省エネIGZOディスプレイは、その高い透過率でLEDバックライトの消費電力を抑えるとともに、画面の書き換えを制御することで静止画表示の消費電力を低減。大容量バッテリーとの相乗効果で、充電を忘れる1週間を実現します。

https://jp.sharp/products/aquos-sense3-lite-r/display.html

それではまた。楽天がんばれ。