こんにちは、コンテンツクリエイターのともすけです。
※この記事は画像が多くて読み込みに時間がかかっているみたいなので、2ページに分けました。
筆者は前々からMQA音源を楽しみたいな〜と思いつつ、なかなか機材を揃えられないでいました。新商品を物色していたところ、老舗のオーディオメーカーFiiOからよい商品が出ていたので買ってみました。
この記事ではFiiOのQ3 MQAがどんな商品で何ができるモノなのか、MQAの再生の仕方、DSD音源の再生の仕方をセットで解説したいと思います。
記事のボリュームがちょっと多いので、必要に応じて目次から飛んでくださいね。特に用語の説明がいらない方は、用語のところを目次から飛ばしてください。
※追記:ページを分けたので、用語の説明がいらない方はすみませんがページ下方から次のページへ遷移してください。このページ切り替えのパーツ場所って変えられるのかなぁ。要勉強。
目次
まずは用語の説明から
USB-DAC
DACとはDigital Analog Converter(デジタルアナログコンバーター)、要するにスマホやPCの音をUSBケーブルでデジタルデータとして出力し、このままでは音として聴けないのでアナログ変換してイヤホン、ヘッドホンや他オーディオ機器で聴けるようにするモノです。
んーちょっと要してないかな。要するに「音楽をよりいい音で聴ける選択肢」とかどうかな
USB-DACを使うときの、接続の流れを書いてみました。
PCやスマホ、タブレットなど音を出せる機器
↓
USB-DAC
↓
イヤホン、ヘッドホン、ほか音を再生できる機器
iPhoneならLightning端子、他のスマホやタブレットではUSB-C端子からデジタルデータを出します。
古いiPadはLightning端子、古いAndroid端末はmicroUSB端子だったりしますが省略
オーディオのDAC製品は安いモノでは千円を切るし、高いモノを求めればキリがありませんが、値段の違いはおおむね、
- 対応フォーマットのスペック(192kHzまで対応とか、DSF5.6MHzまで対応とか)
- デジタルデータを音に変換(アナログ変換)する部分の品質
で変わると思っています。
MQA
ファイルフォーマットの一種で、正式名称は「Master Quality Authenticated」。訳すと「保証されたマスタークオリティ」となります。以下はJAS-Audio(一般社団法人 日本オーディオ協会)のサイトに置いてあったPDF文書から引用しました。
Master Quality が Authenticated(保 証)されているのである。
https://www.jas-audio.or.jp/jas_cms/wp-content/uploads/2015/12/201511-045-057.pdf
誤解を恐れずにおおざっぱに特徴を上げると
- ロスレスのハイレゾ音源だけど、ファイルサイズはCD並み。ストリーミングに載せられる
- アナログレコードの良さを再現する技術=音の時間軸解像度が高い
です。特に2つめが重要で「音の時間軸解像度」がCDやハイレゾ音源を上回る再現性を持つそうです。どういうことかというと、サンプリング周波数に着目します。
CDは44.1kHz、ハイレゾ音源は48kHz, 96kHz, 192kHzなどありますが、これは何かというと
音を1秒間に何分割してデータ化するか
を表します。これを「音の時間軸解像度」と呼ぶそうですが、計算すると以下のようになります。
- CD:0.0000442885sec ≒ 44.3msec
- ハイレゾ(96kHz):0.0000203451 ≒ 20.3msec
- ハイレゾ(192kHz):0.0000101725 ≒ 10.2msec
- MQA:(352.8kHz):0.0000055361 ≒ 5.5msec
なおMQA音源はサンプリング周波数が固定ではなく、したがって低いサンプリング周波数だと音の時間軸解像度が高くないと思われ、その場合は「アナログレコードのよさ」を表現できないと(この記事を調べながら書いている段階では)感じています。
この件については一度記事を上げてから、調べて判明したことがあれば追記もしくは修正させてください。
この記事もね、筆者の一部フワッとした認識部分のせいで出せずに2週間くらいたっているので、不明瞭なことはその旨を書いた上で出稿したいと思っています
DSD
ファイルフォーマットの一種で、正式名称は「Direct Stream Digital」。
高いサンプリング周波数を持つDSD方式は、デジタル録音ながら、音の滑らかさがアナログ録音に近いと言われています。
https://mora.jp/topics/osusume/whats-dsd/
上記引用した mora は、ソニーが運営している音源販売サイトです。
DSDのサンプリング周波数は一番小さくても2.8MHz。CDが44.1kHzで比較しづらいですが、DSD側の数値をCD側に表記を合わせてみると
- CD: 44.1kHz
- DSD:2867.2kHz
このように圧倒的に違います。なおMQA(352.8kHz)と比較してみると
- MQA:( 352.8kHz)
- DSD:(2867.2kHz)
となります。MQAでも音の時間軸解像度が高いと言われていますが、DSDはさらに8倍近く解像度が高いと言えそうです。しかもDSDにはまだ上があるので、すごいフォーマットですね。データサイズが大きくなるだろうけれど。
補足すると、MQAにはまだ上があるし、PCM方式もまだ上があるよ。ただすべてを書き切れないので省略するしかないよね。