【Intel Macの悲劇】macOS Monterey 12.3にアップデートしたらまさかのトラブルに遭遇したけど何とかなったのでシェアします

【Intel Macの悲劇】macOS Monterey 12.3にアップデートしたらまさかのトラブルに遭遇したけど何とかなったのでシェアします

2022年3月17日

こんにちは、コンテンツクリエイターのともすけです。

この記事は、外付けモニターしかない mac mini でのお話です。

いやぁ参りました。数日前(2022/03/15頃)、iPhone、iPad、MacのそれぞれのOSにアップデート(アップグレードではないよ)が来ました。Macに関しては、iPadをセカンドスクリーンとして利用する利便性が向上したとのことで、どんなもんかなぁと興味がてらアップデートしてみました。

1組のマウスとキーボードでiPadとMacの両方を操作できるようになる「ユニバーサルコントロール」機能

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1395363.html

夜にアップデートをキックして翌日Macを起動してみたら…あれ?あれれ??? 画面が表示されないではないですか!!! 起動時のリンゴマークは出ていたのに、です。

tomosuke
tomosuke

んーと、何が起きているんだ?

筆者は元がWindowsな人(Windows3.1の頃からのお付き合い)でして、ことWindowsならいろんな不具合を経験してきたし、問題が起きたときの対処法もほぼほぼわかっていました。しかしMacでは、どういう不具合が出るなどの経験値が足りません。したがって、画面が真っ暗だと焦るばかりでした。

先に現状報告

下の画像をご覧ください。mac mini 2018の外部IO構成です。上から

  • ふつうのUSB(USB-A)が2つ
  • HDMI out
  • Thunderbolt/USB-C が4つ

となっています。この記事のアイキャッチ画像(このページの一番上にある画像です)でもうっすらわかるかも(露出を落としすぎてわからないですね…失礼)しれませんが、デュアルスクリーンで動作しています(別々の壁紙表示がわかるでしょうか?)

接続は以下の通りです。

  • USB-C(3) には、USB-CーDP変換ケーブルを介してDellモニタと接続(3440×1440)
  • HDMIケーブルはBenQモニタと接続(1920×1080)

ただ、サブモニターがこのような置き方になっているのには理由がありまして。しばらくシングルモニターで運用していたものの、現状は「サブモニターも繋がないとメインが映らない」という積みゲー状態になります。

モニターの裏に使うネジを捨ててしまったようで…買ってくるまではべた置きとなっております…。

対処の流れ

即応性ではやはりTwitter。どうやらIntel Mac(mac mini 2018)で問題が起こっていることが解りました。Intel Macは他にもM1ではないMac Proなんかもあるわけで、もしかしたらその人たちも被害に遭っているかも知れません。

出ている問題は、「モニターが映らない」です。起動画面のリンゴマークは表示されますが、ログイン画面から映らなくなります。筆者はMac不具合は素人なのですでに慌てふためいていましたが、玄人の方たちはキーボード入力などで「起動はしているが画面が映らない」とわかったもよう。

今回の試行錯誤を全部書き出してみた

  1. SMCリセット
    • macを終了後コンセントを外して20秒くらい置いてからコンセントを戻したけど変わらず
  2. ディスクユーティリティでディスクのFirstAidを実施
    • FirstAidははじめてでして、Apple公式の手順を踏んだところ、ディスクに不具合を見つかるものの修復できないと言われた。→ 初期化を決心
  3. 初期化+TimeMachineでバックアップの書き戻し
    • このときは「たまたま」ウルトラワイドモニターを2分割して片側にMacの画面を写していました。書き戻し中は表示されており、終わったというので1画面にしたら「表示されず」
    • 2画面に戻すも映らず → やむを得ず電源長押しで電源OFF後、セーフモードで起動させる
  4. その後いろいろやったけど迷路に迷い込んだ感じになった(通常動作モードで安定して表示させられず)
  5. せろさんのブログにアクセスし、映像出力に使うUSB-Cを上記画像のように繋ぎ、HDMI出力もサブモニターへ繋ぐと通常通りに動作するようになった(いまここ)
※本事象はmacOS 12.3.1にアップデートすることで改善されました。記録のために残しておきます。 事の起こり 待望のユニバーサルコントロールが提供されたm…
cero-t.hatenadiary.jp

なお、手順3まではシングルモニター(ウルトラワイドモニターへのUSB-C経由)接続のみでした。それと、せろさん記事ではモニター側の設定でDPバージョンを1.4 → 1.2にすることで安定したとありましたが、残念ながら筆者のモニターでは設定項目がありませんでした。

また、現状デュアルモニターとして機能している点も、他の方とは状況が異なるかも知れません。

まとめ

OSのアップグレード(バージョン番号が変わるヤツ。たとえばWindows10 → 11のような)では、システムが大幅に変わることが多く、したがって適用も慎重にした方がよいです。

一方で今回のAppleのは「アップデート」。セキュリティパッチなどがこれに当てはまります。このアップデートで大きな影響を与える変更をするあたり、Appleって変な会社だなぁとエンジニアとしては残念な気持ちで一杯です。

この記事の内容で質問などありましたら、お手数ですが記事下方にあるTwitterボタンからお願いします。把握していることについては回答できることがあるかも知れません。

それではまた